FioranoMQ では、FioranoMQ JMS サーバー内で発生したエラー メッセージ、ワーニング メッセージ、システム イベント通知などのシステム メッセージを監視する手段を提供しています。
システム メッセージを監視する手段には、次のものがあります。
- 管理ツール Studio による監視
- Web 管理ツールによるブラウザ ベースの監視
- JMX API を用いたユーザー独自の監視アプリケーションの作成
- JMS クライアントへのシステム イベントの通知
ここでは、シスステム イベントを JMS クライアントに通知するメカニズムについて説明します。
システム イベント
FioranoMQ では、FioranoMQ JMS サーバー内で発生したシステム イベントを JMS クライアントに通知する機能があります。
システム イベント とは
ディストネーション (キュー、トピック)、接続ファクトリといった管理オブジェクトや、接続、プロデューサ、コンシューマなどの生成や削除、例外発生などによってイベントが発生します。
システム イベントには次の種類がああります。
- スレッドイベント
- メモリ イベント
- PTP イベント
- PubSub イベント
システム イベントが発生すると、下図に示すメカニズムで JMS クライアントに通知されます。
- FioranoMQ JMS サーバー内のあるコンポーネントでイベントが発生すると、
admin コンポーネントがそれを検知します。
- admin コンポーネントは、検知したシステム イベントを Monitoring コンポーネントに渡します。
- Monitoring コンポーネントは、システム イベントを JMS メッセージに組み立て、
system という名前のトピックにパブリッシュします。
- Fiorano runtime が、system トピックからサブスクライブし、
JMS メッセージの形式からシステム イベントの形式に戻します。
- Fiorano runtime は、続いて、JMS クライアント プログラム内のイベント リスナーをインボークします。
上記ステップによって、システム イベントをリッスンしているすべての JMS クライアントにシステム イベントが発生したあことが通知されます。
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