FioranoMQ は、アプリケーション サーバー製品とシームレスな統合が行えます。
アプリケーション サーバーのユーザーが FioranoMQ の JMS メッセージングを利用する方法には、次の 3 つがあります。
- メッセージ駆動ビーン (MDB) による方法
- FioranoMQ 専用の拡張 API を用いて、アプリケーション サーバーと連携する方法
- アプリケーション サーバー内で FioranoMQ を稼働させる
メッセージ駆動ビーン (MDB) による方法
一般に知られている方法が、メッセージ駆動ビーン (MDB) による方法です。
メッセージ駆動ビーン (MDB) は、何らかのメッセージがアプリケーション サーバーに送られてきた場合に、
それによって駆動されるビーンです。
メッセージ駆動ビーン (MDB) を用いることで、FioranoMQ の JMS クライアントから MDB に対してメッセージを送信できます。
MDB 側では、JMS メッセージングの制御 (ACKNOWLEDGE, セキュリティ、トランザクションなど) を行います。
メッセージ駆動ビーンの欠点は、メッセージ駆動ビーンの側からメッセージを送信できない点です。
FioranoMQ の拡張 API による方法
この方法では、EJB やサーブレットとの双方向のメッセージ送受信が可能となります。
FioranoMQ が提供する FioranoMQ リソース アダプタを J2EE コンテナ (アプリケーション サーバー) に置くことで、このメッセージングを可能としています。
詳細については、製品マニュアル FioranoMQ Hand Book の「27章 Application Server Integration」を参照してください。
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