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FioranoMQ® メッセージ配信性能


FioranoMQ® は、トップレベルの配信性能を誇る JMS (Java メッセージ サービス) に準拠したメッセージング サーバーです。

メッセージ サーバーの処理性能は、次の 2 つの指標で評価します。

     メッセージ配信数
     レイテンシー



メッセージ配信数
単位時間あたりに配信できるメッセージ数による指標で、メッセージ サーバーの基本的な配信能力を表しています。
配信の能力はメッセージング モデルに依存しますが、このページでは基本的なパブリッシュ/サブスクライブ(Pub/Sub) の測定結果を示します。

その他のモデルにおける測定結果については、
資料 『JMS パフォーマンス ベンチマーク (英語)』 をご参照ください。

この資料は、次のページからダウンロードできます (ダウンロードにあたっては、個人情報を提供いただいております)。
     ホワイトペーパー ダウンロード のページへ


次のグラフは、弊社内で行ったパブリッシュ/サブスクライブ(Pub/Sub) モデルの測定結果の一部です。
(他社類似製品についても同一のメッセージング条件、ハードウェア環境で測定を行っております。)
メッセージ配信性能の比較

図中、1/1/1、10/10/10、25/25/25 とあるのは、それぞれパブリッシャ数、サブスクライバ数、トピック数を表しています。
この結果は次のメッセージング条件で配信数を測定したもので、メッセージ サーバーの最も基本的な配信能力を表しています。
      メッセージング条件、ハードウェア環境
          - Pub/Sub ドメイン
             パブリッシャ、サブスクライバ、トピックの数を 1/1/1、10/10/10、25/25/25 にしてそれぞれ測定
          - Persistent (永続化) 指定なし、Durable (継続) サブスクライバの指定なし
          - メッセージ サイズ 1KB
          - パブリッシャおよびサブスクライバを 1台のマシン上で実行
             OS: Windows 2000、CPU: シングル CPU (3 GHz)、2 GB RAM
          - メッセージ サーバーを 1台のマシン上で実行
             OS: Windows 2000、CPU: 4 CPU (2 GHz)、4 GB RAM
          - ネットワーク環境
             1 GBPS イーサネット


レイテンシー
レイテンシーには遅延時間という訳が一般的にあてられていますが、メッセージングにおけるレイテンシーとはメッセージ プロデューサが送信してからメッセージ コンシューマが受信するまでの時間差を指します。

多数のサブスクライバーが参加しているパブリッシュ/サブスクライブ (Pub/Sub) のアプリケーションでは、すべてのサブスクライバが同時にメッセージを受け取ることが強く求められるケースがあります。
例えば、株価情報を複数のトレーダー(サブスクライバ) に配信しているアプリケーションを考えてみてください。メッセージの受信時間に差が生じると、最後のトレーダーが株価情報を受け取った時には先にメッセージを受け取っていたトレーダーが既にアクションを起こしていた、というような事態が発生する可能性が大きくなります。メッセージを同時に受け取ることが条件となる金融トレーディングなどでは、レイテンシーが非常に重要な要素となります。

FioranoMQ では、レイテンシーを最少のものとし、さらにすべてのサブスクライバの受信差を最少とするため、サブスクライバへの配信アルゴリズムを独自に開発しています。

次のグラフは、弊社内で行ったレイテンシー測定結果です。
(他社類似製品についても同一のメッセージング条件、ハードウェア環境で測定を行っております。)

レイテンシーの比較

上のグラフは、下記のハードウェア環境で測定したものです。
      ハードウェア環境
          - すべてのメッセージ プロデューサ、コンシューマおよびメッセージ サーバーを、1台のマシン上で実行
             OS: Linux AS4、CPU: シングル CPU (2.8 GHz)、2 GB RAM



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