FioranoMQ は、次の特徴を持ったメッセージング ソリューションとなっています。
- JMS メッセージング規格に 100% 準拠
- 高度な RAS(Reliability:信頼性、Availability:可用性、Scalability:スケーラビリティ) 機能を付加
FioranoMQ を用いることで、ヘテロジーニアスな IT システムをシームレスに統合し、業務効率とビジネスのアジリティを向上させる卓越したエンタープライズ バックボーンを構築できます。
ビジネス (業務処理アプリケーション) の観点からみた利点
メッセージング技術からみた利点
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ビジネス (業務処理アプリケーション) の観点からみた利点
FioranoMQ は、企業の内外にまたがるミッションクリティカルな情報通信のためのメッセージング プラットフォームです。
標準規格に準拠しており、既存 IT 資産の統合を効果的に行えるだけでなく、飛躍的な開発期間の短縮と開発コストの削減をもたらし、ROI の最大化に寄与します。
すべてを一つに
多くの企業は過去10年の間、ビジネス要件を満たすために様々なアプリケーションを開発し、蓄積してきました。現在では、企業の抱えるアプリケーションは、その数も種類も膨大なものとなっています。
ビジネスのアジャイル性を求められる今日においては、ヘテロジーニアスな既存アプリケーションを統合することが重要な課題となっています。
FioranoMQ では、多くの開発言語 (C、C++、C# など) をサポートするにとどまらず、ヘテロジーニアスなシステム間をシームレスにつなぐことができ、必要な情報にスピーディにアクセスすることを可能とします。これによって、企業のビジネス遂行を強力に支援します。
高性能でありながらも低コスト
世界最高レベルの配信速度とレイテンシー速を誇る JMS サーバーとして、 FioranoMQ は所定のメッセージ処理件数を達成するために必要となるハードウェア資源が他社製品に比較して少なく、コストの削減に寄与いたします。
ミッションクリィテカルなデータの可用性
今日のビジネス環境では、最新データが常に提供されることが不可欠です。FioranoMQ の先進的な機能によって、データの紛失をゼロにするだけでなく、ソフトウェアやハードウェアの障害に関わりなくデータへのリアルタイムなアクセスが保証されます。データへの常時アクセスが不可欠な分野で FioranoMQ が採用されてきた理由が、ここにあります。
納期の短縮
ビジネスにおいては、市場の変化にダイナミックに対応していくことが求められます。FioranoMQ では、ビジネス環境の変化に合わせて、データとアプリケーションの分離もしくは異なる拠点への移動が容易に行えます。リモート管理、ダイナミックな再コンフィグ、最小限なプログラミングなどによって、FioranoMQ では、ソリューション開発の期間を大幅に短縮することができます。
企業全体にわたる柔軟な拡張性
スケーラビリティの要求が増大するほど、アーキテクチャにおける柔軟性が決め手となってきます。
FioranoMQ は、Fiorano Integration Platform 製品においてエンタープライズ サービス バス (ESB) アーキテクチャの基盤として採用されています。これは、FioranoMQ が、単なるメッセージングのハブとして機能するだけではなく、企業全体にわたるアプリケーション統合の基盤としても機能することを表しています。Fiorano ESB では、FioranoMQ の複数サーバーを水平方向に分散して配置する分散クラスタリング機能を応用して、企業内外に広く配置されているアプリケーションを統合します。これは、既存システムに投資してきた多額の資産を再利用することを可能にし、新しいアプリケーションを迅速に構築することを可能にします。
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メッセージング技術の観点からみた利点
FioranoMQ は、JMS に準拠することにとどまらず、それを補完する多くの機能を有し、高度な RAS(Reliability:信頼性、Availability:可用性、Scalability:スケーラビリティ) を備えたメッセージング ソリューションです。
- JMS 2.0 に完全に準拠した JMS サーバーとクライアント ランタイム (JMS API) の提供
- C 言語や .NET 言語による JMS クライアントの開発 (JMS と同等の API ライブラリの提供)
- 秒あたり 45,000メッセージの配信と平均 1ミリ秒から 3ミリ秒のレイテンシー
- 耐障害性を向上させる様々な機能
- 複数メッセージ サーバーからなる "ピア・ツー・ピア" 構成による高度なロードバランシング機能とスケーラビリティの実現
- 包括的なセキュリティ
- トランスポート セキュリティ (SSL、TLS)、デジタル証書
- メッセージの暗号化 (JCE、PKCS)
- レルム ユーザー認証とアクセス コントロール リスト (ACL)、Java 2 Security API
- 高度なメッセージ ルーティング (階層化トピック、CBR (コンテンツ ベース ルーティング)
- 大容量メッセージ (数百 MB) の配信
- XA トランザクションのサポート
- 他社 MOM 製品 (IBM WebSphere MQ、MSMQ、TIBCO EMS) との統合
- マルチ プロトコルのサポート (TCP, HTTP, SSL, Phaos)
- システム管理
- Eclipse ベースのシステム管理ツール、Web ブラウザー ベースの監視ツール
- JMX インタフェースによる他社管理ツールのプラグイン
- ユーザー独自の管理アプリケーション用に JMX API を提供
- メッセージ スヌーピング機能 (ディストネーション上のメッセージ トラッキング)
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