FioranoMQ®: 自動車オークション システムのバックボーン
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キーポイント
- メッセージ配信性能
- メッセージ配信の信頼性
- ダイナミックなプロキシー設定
- 開発生産性
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『 FioranoMQ は、信頼性が高く、様々な異なるネットワークや ISP を経由して接続してくるユーザーや B2B ネットワークからなる複雑なネットワーク環境でも問題なく稼動しています。』
IS Australia 社 プロジェクト マネージャ Jonathon Ross
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導入事例の概要
今日のビジネス環境の変化からニュージーランド トヨタは、ウェブ化への必要を感じていました。キーとなる要件は、オークション業務処理を自動化するリアルタイムなオークション システムの構築でした。
システム インテグレータである IS Autoralia 社が、このオークション システムの構築を担当し、メッセージング バックボーンに FioranoMQ を採用しました。
本事例の章
- ビジネス上の課題
- ソリューション
- 効果
- Fiorano を選択した理由
- 参考資料
ビジネス上の課題
今日のビジネス環境の変化からニュージーランド トヨタは、ウェブ化への必要を感じていました。キーとなる要件は、オークション業務処理を自動化するリアルタイムなオークション システムの構築でした。
解決すべき問題点
- コスト高
新オークション システムが開発される以前は、トヨタのディーラがオークション システムに参加するには、多大なコストがかかっていました (新システムに比して 17% 高)。
- 複雑なネットワーク構成
多数の企業や ISP のプロキシーと他のネットワーク経由でアクセスするユーザーとを相互接続する必要がありました。
実際に導入を行ったシステム インテグレータの IS Austealia 社のプロジェクト マネージャの Jonathon Ross 氏は、
『 オークション システムの構築において問題となったのは、ブラウザーのアプレットの利用方法でした。多くの企業顧客はファイヤーウオールおよびプロキシーを経由して接続してきます。クライアントが接続に使用するプロキシーを特定し、HTTP/HTTPS で送受信される JMS メッセージをトンネルする必要がありました。』
と、述べています。
ソリューション
新オークション システムの構築を行った IS Australia 社は、オークション システムのメッセージング バックボーンに FioranoMQ を採用しました。
Jonathon Ross 氏は、
『 FioranoMQ は、このオークション システムに最適なミドルウェアでした。
理由は、
- お客様の複雑なネットワーク環境においてもメッセージのロストがなく完全に機能したからです。
FioranoMQ は、市販製品の中でトップクラスの配信性能を有しています。他社の JMS 製品に比べて 10 〜 15 倍の速さでメッセージを配信することができ、メッセージのロストもありません。
- FIoranoMQ を使用することで、開発の生産性が飛躍的に向上し、アプリケーションをいち早く顧客にサービスできるようにまりました。
これは、ソケットやネットワーク アドレスにからむローレベルなネットワーク プログラミングに開発者が解放されたからです。
』と、述べています。
この構築を技術面からみると、次のように要約できます。
- オークション システムは J2EE アーキテクチャに基づき、
- ビジネス ルールはアプリケーション サーバー上のセッション ビーンとして定義されます。
- 必要なデータは、エンティティ ビーンとデータベースへの直接アクセスを組み合わせた方法によって取り扱います。
- また、メッセージ サーバーがデータのパブリッシュおよびサブスクライブの目的で必要となります。
オークションに参加する顧客は、サーバーからパブリッシュされるオークション情報をサブスクライブします。
効果
IS Australia は、ニュージーランド最大の自動車会社のオークション システムの自動化を実現しました。
この新オークション システムが開発される以前は、トヨタのディーラがオークション システムに参加するコストが多大なものになっていました (新システムに比して 17% 高)。
ダイナミックでリアルタイムな新オークション システムは、そのメッセージング バックボーンに FioranoMQ を採用しています。この結果、コストの削減だけではなく生産性向上のメリットももたらしています。
Fiorano を選択した理由
IS Australia は、6社のメッセージング サーバー製品をピックアップし、厳密な検証テストをおこないました。その結果、FioranoMQ を最終的に選択するにいたりました。
稼働中にプロキシーを指定できる
これによって、Web ブラウザからオークション システムに接続する場合でも、ユーザーがアプレットのコンフィグレーション設定やプロパティ設定を行うことなく、接続に必要な情報を取得できるになります。
メッセージ配信性能
システムのリアルタイム性を高めるためには、メッセージの配信スピードが非常にクリティカルな要件となります。
FIoranoMQ は、検証テストを行った製品の中でずば抜けた配信性能を示しました。また、耐久テストにおいてもサーバーが安定的に稼働し続けました。
テクニカル サポート チームの優秀さ
Jonathon Ross 氏は、
『 Fiorano 社のテクニカル サポート チームの対応はたいへん優れており、FioranoMQ を選択する理由の一つになりました。
信頼性、配信性能、スケーラビリティ、ダイナミックな接続設定機能においてもFioranoMQ は他の製品に比べて高いスコアを示しました。』
と、述べています。
参考資料
機能説明のページ
FioranoMQ デザインゴール (製品コンセプトの説明)
JMS の機能概要 (Java メッセージ サービスとは)
FioranoMQ の付加価値機能 (JMS を補完する機能)
FioranoMQ のメッセージ配信性能
ホワイトペーパー
『FioranoMQ のクラスタリング -- メッセージング プラットフォームの障害回復と負荷分散』 (資料ダウンロードページへ)
『メッセージング ミドルウェアが備えるべき機能 -- JMS を補完する機能』 (資料ダウンロードページへ)
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