キーポイント メッセージ配信性能 メッセージ配信の信頼性 異機種アプリケーションのシームレスな連携

『 CPU の障害が頻繁に発生した状況でも、FioranoMQ ではメッセージのロストは一度として起こりませんでした。KTF は FioranoMQ にたいへん満足しています。FioranoMQ を、SMS (ショート メッセージ サービス) と MMS (マルチ メール サービス) に利用しており、ビジネス成果があがっています。』 KTF 社 ソリューション アーキテクト

本事例の章

1.  KTF 社の概要
2.  ビジネス上の課題
3.  ソリューション
4.  Fiorano を選択した理由
5.  参考資料

KTF 社の概要
KTF (Korea Telecom Freetel)は、韓国で２番目に大きな通信サービス業者です。
1997年に PCS (Personal Communications Service) 方式のデジタル携帯電話サービスを韓国国内に提供する会社として設立されました。
2000年 4月には、最も短期間で百万人のユーザーを獲得した企業としてギネスブックに登録されました。
また、2002年には、Business Week 誌の IT 企業トップ 100 で４番目にランクインしました。

ビジネス上の課題

• 堅牢なメッセージング インフラ
  多数の顧客に対して高品質なサービスを提供し、システム ダウンが発生しないことを保障することは、KTF 社のビジネスにとってクリティカルな命題でした。サービスの停止が一回でも発生すると KTF 社には致命的なものとなってしまいます。
• 高性能な製品
  携帯サービスでは、メッセージのトラフィックが均等に発生するわけではりません。１日のうちのある時間帯に集中します。また、クリスマス、新年などの特定の日にメッセージ量が大幅に増加します。このような不定なピークにも対応できるプラットフォームが必要です。
• 標準規格に準拠した製品
  アプリケーション間の連携は標準規格の技術が必須です。標準規格に則った技術を使用していれば、エンジニアが特別な技術を習得する必要がなくなり、システムのメインテナンス、システムの拡張などのコストが大幅に低減できるからです。
• ベンダー サポート
  何らかの障害が発生した場合には、速やかに障害を排除する必要があります。そのためには、プラットフォーム ベンダーの質の高いテクニカル サポートが必須となります。

ソリューション

FioranoMQ が、各アプリケーションも結ぶハブとして配置されました。
KTF では、数多くのアプリケーションが携帯サービスを提供するために使用されています。FioranoMQ は、この大規模で複雑な連携をストレスなくサポートしています。

FioranoMQ によるメッセージング バックボーンは、異機種環境で稼働している様々なアプリケーション間でシームレスなメッセージ (データ) 交換を可能とし、ビジネスの効率を高めます。
ほとんどすべての通信プロトコル標準をサポートしており、稼働環境への依存性を最小限に抑えます。
また、メッセージ (データ) の配信性能が高く、異なるタイプのアプリケーション間でのリアルタイムなデータ交換を実現できます。

下図は、リソース購買の際の社内業務に関わるアプリケーションが FioranoMQ によって連携している様子を示しています。

ハブとしての FioranoMQ

Fiorano を選択した理由

FioranoMQ は、OS が停止しない限り無停止で稼働する HA 機能を備えています。
また、FioranoMQ のメッセージ配信性能は業界トップクラスを誇っています。
FioranoMQ は JMS (Java Messega Service) に完全に準拠していますが、クライアント プログラムの開発は Java に限っていません。C、C++、.NET 言語で開発することができます。

FioranoMQ では、メッセージ (データ) の損失がありません。
KTF は、24時間稼働を実現する HA 機能と共に、メッセージの損失がないことに非常に高い満足度を示しています。
次のフェーズとして、SMS (Short Message Service) と MMS (Multi-Mail Service) のインフラとして使用する予定でいます。

参考資料
機能説明のページ
 FioranoMQ デザインゴール (製品コンセプトの説明)

 JMS の機能概要 (Java メッセージ サービスとは)

 FioranoMQ の付加価値機能 (JMS を補完する機能)

•  フォルト トレーランスの向上
•  自動フェイル オーバー
 ロードバランシングとスケーラビリティ