FioranoMQ®: フィールド データ (油田、ガス田) のリアルタイムな転送
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キーポイント
- データ転送のリアルタイム化
- メッセージ配信の保証
- HA (高可用性) 機能
- 衛星通信による転送
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『 我々は、FioranoMQ にたいへん満足しています。今後も使用し続けることになると思います。Fiorano のように先進的で革新的な製品が必要なのです。』
シュルンベルジェ 社 CTO Arturo Altamirano
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本事例の章
- シュルンベルジェ社の概要の概要
- ビジネス上の課題
- ソリューション
- 効果
- 参考資料
シュルンベルジェ社の概要
シュルンベルジェ社は、石油業界やガス業界の顧客にテクノロジー、プロジェクト管理、IT ソリューションなどを提供しているリーディング カンパニーです。
87,000 人を超える従業員と 80カ国以上に置かれたオフィスによって、世界中の顧客に資源調査から石油、ガス製品の製造まで広範なサービスを提供しています。
本社機構を、パリ、ヒューストン、ハーグに置いています。
ビジネス上の課題
油田やガス田の状態は非常にデリケートであるため、フィールドからバックエンド オフィスへの状況報告は迅速に行われる必要があります。
油田やガス田の圧力やフラクチャリング (断裂運動) のデータはリアルタイムで転送されなければなりません。
バックエンド オフィスでの意思決定が数分あるいは数秒遅れただけで、油田やガス田にダメージを与えてしまうリスクが非常に高くなります。
シュルンベルジェ社のデータ転送アプリケーションは、HTML でコーディングされ、衛星通信を利用してデータを転送していました。
この方法では、データ転送に多大な時間がかかっていました。
- 衛星通信による転送は非常に遅い処理です。時に、数十秒もかかります。
- 衛星通信では通信セッションが頻繁にロストします。
2008年、プリンシパル エンジニアである Arturo Altamirano 氏は、
通信遅延をできる限り排除し、フィールドからのデータ転送をリアルタイムに行えるソフトウェア ソリューションを模索し始めました。
ソリューション
Altamirano 氏は、マイクロソフトからサンマイクロまで、市販されているソフトウェア製品を分析することから開始しました。
最終的に FioranoMQ のメッセージ配信性能とレイテンシー (転送遅延) が最も優れたものでるとの結論を得ました。
Altamirano 氏はこの結論にいたった理由を、
『 我々自身の手で市販されている製品をテストした結果、FioranoMQ が最も強力な製品であるかことが判明したのです。
FioranoMQ が準拠している Java メッセージ サービスは、HTML プロトコルによる通信を必要とせず、
フィールドで検出したデータをリアルタイムにバックエンド オフィスにおいて分析することを可能としてくれました。』
と、述べています。
FioranoMQ の Java メッセージ サービス (JMS) サーバーによって、フィールドの各データ ストリームを、個々のデータ ストリームに分割して転送することができるようになりました。
データ ストリームを分割することで、データ ストリームが一括して送られてきた従来と比較して
バックエンド オフィスでのデータ解析の効率が大幅に向上しました。
特定のデータ ストリームに集中することが可能となったためです。
Altamirano 氏は、
『 FioranoMQ は、アウト・オブ・ボックス (out of box) で直ちに使用できます。
FioranoMQ のサーバーは、その HA (高可用性) 機能によって、機能が停止したことがありません。
メイン サーバーに障害が発生した際には、バックアップ サーバーが瞬時に介入します。
これによって、弊社のデータ ストリームが途切れることがなくなりました。』
と、述べています。
効果
FioranoMQ によって、データ転送にかかる時間が、1秒から 5-10 ミリ秒に短縮できました。
データ遅延やデータ ストリームの分断という懸念が払拭できました。
これによって、バックエンド オフィスにおけるデータ解析がリアルタイムで行うことが可能となりました。
FioranoMQ の導入によって、時間に関係して発生する解析エラーが飛躍的に減少しました。
FioranoMQ は、この業界のビジネス プラットフォームとして、最適なものです。
参考資料
機能説明のページ
FioranoMQ デザインゴール (製品コンセプトの説明)
JMS の機能概要 (Java メッセージ サービスとは)
FioranoMQ のメッセージ配信性能
ホワイトペーパー
『FioranoMQ のクラスタリング -- メッセージング プラットフォームの障害回復と負荷分散』 (資料ダウンロードページへ)
『メッセージング ミドルウェアが備えるべき機能 -- JMS を補完する機能』 (資料ダウンロードページへ)
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