クラウド (SaaS) - オンプレミス連携の問題点
	Fiorano Platform によるソリューション
	Salesforce CRM - ERP 連携の問題点とソリューション
	Salesforce CRM 連携のユーザー導入事例

構築コストや管理運用コストの削減、構築期間の短縮、新規機能の迅速な実現などを目的に、クラウド アプリケーションが普及し始めています。
クラウドとオンプレミスにアプリケーションが分散される環境においては、各アプリケーション間をシームレスに連携することが企業全体の業務処理プロセスにとって重要な鍵となります。
クラウド オンプレミス間の連携には、以下のようなシナリオが考えられます。

• クラウド上の CRM とオンプレミスの ERP との間の顧客情報の共有
• クラウド上の CRM のユーザー インタフェースから ERP が保持している情報へのアクセス
  (注文伝票、在庫状況、支払い状況など)
• クラウド CRM のマーケティング オートメーション機能と　e-コマース アプリケーションとの間の見込み客情報の共有

このような SaaS アプリケーションとオンプレミスのアプリケーションを 1対1 で接続し、データを受け渡す方式では、
一連のステップからなる業務処理プロセスの一貫として連携するという観点に欠けるものとなってしまいます。

業務プロセスは通常、下図に示すように、複数のアプリケーションが多対多に連駅することで成り立っています。

クラウド - オンプレミス間を仲介するミドルウェアには、単なる 1 対 1 の連携ではなく、業務プロセス フロー全体をカバーする BPM 機能が不可欠なのです。

Fiorano Platform は、クラウドを含めて企業内外に分散して稼働するアプリケーションをシームレスに連携する
分散実行型の ESB (エンタープライズ サービス バス) を基盤としたミドルウェアです。

Fiorano Platform には、クラウドやオンプレミスに分散されたアプリケーション間の業務処理フロー (ビジネス プロセス) をシームレスに実行する BPM 機能が備わっています。

Fiorano Platform によるクラウド - オンプレミス連携は、Fiorano ESB のピア・ツー・ピア (Peer-to-Peer) アーキテクチャによって実現されます。
ピア・ツー・ピア アーキテクチャとは、ピア サーバーと呼ばれるマイクロ サーバーをクラウド上やオンプレミスの要所に分散配置し、ビジネス プロセスをこれらのピア サーバー上で実行する分散コンピューティングを実現したものです。

クラウド - オンプレミス連携におけるピア・ツー・ピアによる分散コンピューティングの詳細については "ハイブリッド クラウド連携" のページを参照してください。
               ハイブリッド クラウド連携

クラウド - オンプレミス連携で最も導入事例が多くまた需要が高いものが Salesforce CRM と ERP の連携です。
これは、Salesforce CRM と ERP が企業の業務処理プロセスの流れの中で最重要なアプリケーションとなっているからです。
しかしながら、
    案件獲得(Saleseforce) --> 受注処理(ERP) --> 見積もり/納期などの顧客通知(Salesforce) --> 請求処理(ERP)
といった一連のフローにおいて Salesforce CRM と ERP との連携はあまりシームレスになっていないのが現状です。

これを解決するには、

• Salesforce CRM と ERP 間の双方向 (Salesforce --> ERP、ERP --> Salesforce) のリアルタイムなデータ交換
• Salesforce CRM と ERP が保持する持つ情報と業務フローの可視化
• Salesforce CRM、ERP およびその他のアプリケーションをも含めた業務処理フローの自動化

• ユーザーインタフェースの統合
• ポータルサイト
• クラウド、オンプレミス情報へのユニファイド アクセス
• シングル サインオン
• 複数の異なるアプリケーションからのデータを合成して表示
• メール添付による情報アップロード
• モバイル アクセス
• Saleasforce CRM - ERP 間のリアルタイムなデータ共有、情報の可視化
• Salesforce CRM における更新情報、ERP における更新情報の双方向のリアルタイムなアップデート
• Salesforce CRM のユーザー画面におけるリアルタイムな ERP 情報の表示
• 例: 注文伝票、在庫状況、配送状況、売掛金情報など
• モバイル端末における Salesforce CRM および ERP のリアルタイムな情報の表示
• Saleseforce CRM、ERP それぞれが保持するマスター データの同期
• 業務処理フローの自動化
• クラウド、オンプレミスに分散する複数のアプリケーションを連携
• 複数アプリケーションからなる業務処理フローの一気通貫な自動化 (ストリームライン化)
• 例: 見積もり (CRM) --> 受注 (ERP) --> EDI 配送指示 (取引先システム)

Fiorano Platform には、Salesforce CRM に接続するためのアダプターが、プリビルトされて組み込まれています。 このプリビルト アダプターを用いることで、ノンプログラミングで Salesforce CRM に接続しビジネス データの交換が行えるようになります。

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