今日のデジタル化された社会では、顧客はモバイル端末によって情報をオンデマンドで求め、ビジネス パートナーはリアルタイムな情報を Web チャネルだけでなく自社に適したアプリケーションによって取得することを求めています。このような情報の新たな取得手段を作成するためには、企業は IT 資産 (サービスおよび情報) にアクセスするための API を提供する必要があります。
API によって、企業内の開発者だけでなく外部の開発者によるアプリケーション開発が促進されます。
API 利用方法の拡充や複数の API を組み合わせることで、さらなる付加価値をもったアプリケーションを作り出すことも可能となります。API によって、新たな顧客へのリーチが可能となり、ビジネス機会の増大につながっていきます。

デベロッパーの新規参入、新規販売チャネルや新規の納品業者の参加など、企業の既存の枠を超えた広範で飛躍的なビジネスの拡大をねらった API エコノミー (経済圏) を創出することが期待されます。API を提供することが、ビジネス成功の鍵と目されています。

しかしながら、API の利用が広がり API アプリからのアクセスが増加してくると、企業サービスにアクセスする場合のセキュリティ確保、アクセスが増加した場合のサービス品質の維持、API 利用状況のインサイト、デベロッパーの管理など、集中的に管理するメカニズムが必要となってきます。

このホワイトペーパーでは、API を公開するうえで必要不可欠な API マネジメントのプラットフォームについて説明しています。