Fiorano Integration Platfrom (Fiorano ESB) では、SWFT ネット(システム) との通信を可能とする、プリビルト アダプタを備えています。
Fiorano Integration Platfrom 上に構築された業務フロー (ビジネス プロセス) からビジネス データを SWIFT ネットに送信したり、SWIFT からのデータを業務フローに取り込むことが、ノン プログラミングで行えます。

下図は、Fiorano Integration Platform と SWIFT ネットとの間の接続アーキテクチャを示しています。

SWIFT Alliance Access
SWIFT Alliance Access (SAA) は SWIFT の製品で、ビジネス アプリケーションを SWIFT に接続するためのインタフェースを提供しています。
SWIFT Alliance Access (SAA) は、SWIFT Alliance Gateway を経由して SWIFT ネットに接続します。
このため、ビジネス アプリケーションは、SOAP/MQ/FTP などで SWIFT Alliance Access に接続するだけで、SWIFT ネットに参加できるようになります。

SWIFT Alliance Access のインタフェースには、以下のものが用意されています。

• SOAP
• MQHA (IBM WebSphere MQ インタフェース)
• MQSA (サポートを停止する予定)
• FTP
• ファイルの直接的な書き込み/読み込み

 サービス コンポーネントの一覧

SWIFT は、2つのタイプのメッセージから成っています。

• MT (メッセージ タイプ)
• MX (XML メッセージ タイプ)

メッセージ生成
Fiorano Integration Platform 上のビジネス プロセス (業務処理フロー) では、ビジネス データを XML 形式で扱っています。
ビジネス データを MX タイプ (XML 形式の SWIFT メッセージ) の SWIFT メッセージとして送受信する場合にはそのまま送受信できますが、MT タイプの SWIFT メッセージとして送受信するためには、"XML から MT" および "MT から XML" に変換する必要があります。
Fiorano Integration Platform では、この変換を行うための SWIFT SDK に準拠したコンバータを用意しています。

• XML2MT (XML を SWIFT MT メッセージに変換するコンポーネント)
• MT2XML (SWIFT MT メッセージを XML に変換するコンポーネント)

メッセージの検証
Fiorano Integration Platform では、メッセージの検証用に次の 2つのコンポーネントを用意しています。

• SWIFTMTValidator (MT メッセージの検証)
• ISO20022Validator (MX メッセージの検証)

サポート メッセージ タイプ
Fiorano Integration Platform の SWIFT アダプタおよび SWIFT 検証コンポーネントでサポートされているメッセージ タイプ。