(米国発表報道資料の意訳)

2011年 7月 7日 ロスガトス、カリフォルニア

ピア ツー ピアな分散型データフロー システムのパイオニアである Fiorano Software, Inc. (米国：カリフォルニア、CEO: Atul Saini) は、ワイヤレス モバイル ソリューションのリーディング企業である UNICEL Technologies で Fiorano SOA Platform が稼働したことを発表しました。UNICEL は、複数のデータセンター間を連携させるミドルウェアとして Fiorano SOA Platform の採用によって、処理能力と信頼性の向上を実現しました。

UNICEL Technologies の取締役 Vinay Agrrawal 氏は、Fiorano SOA Platform の稼働にあたり、

『我が社には戦略的な計画があります。それは、競争の激化した環境において信頼性に富み、処理性能の高いインフラストラクチャに投資することです。Fiorano 製品の採用によって高い ROI を数か月で達成することができました。メッセージ処理は ５倍の能力に、SLA において 80% の向上を達成しました。最も重要な点は、次の数か月でさらに ５倍の向上が見込めることが明らかになったことです。これは我が社にとって、大きな競争力になります。』

と述べています。

Fiorano SOA Platform の際用によって、UNICEL は 1日あたり ５千２百万メッセージの転送を達成しました。この数字は、Fiorano SOA Platform なしでは考えられないものです。

Fiorano SOA Platform 採用前、UNICEL では　ミドルウェアの役割を実行する独自開発の C、C++、Java の複数プログラムによってメッセージを処理していました。この方式は、ボトルネック障害、脆弱なセキュリティ、スケーラビリティの欠如を内包するアーキテクチャでした。

UNICEL の Agrrawal 氏とそのチームは、オープンソースを含む多くの ESB 製品を調査し、IBM、Fuse、Progress、Fiorano に絞り込みました。厳しい検証テストの結果、UNICEL のエンジニア チームは、Fiorano SOA Platform を UNICEL に最も適したものとして選択しました。選択理由に、他の製品は分散コンピューティングを意識した設計となっていない点、スループットが低い点を挙げています。また、他の製品は膨大なカスタマイズとコンサルティング サービスを必要としていた点も Fiorano SOA Platform 採用の決め手となりました。

Fiorano SOA Platform は、配信性能が高くレイテンシーが低いメッセージング機能をベースにリアルタイムな業務処理が行えます。高度なスループットが求められるテレコミュニケーション業務に最適なものとなっています。
スケーラビリティおよび再利用性も Fiorano SOA Platform が優れている点です。ビジネス プロセスは、一度開発すれば、業務の拡張に対応して分散された Fiorano ピア サーバー上に再利用する形でデプロイメントできます。

Agrrawal 氏は今回の成功を基に、さらに大きな計画を策定しています。現行の SMS (携帯電話ショート メッセージ) サービスに加え、音声サービス、データ サービス、課金請求システムも Fiorano SOA Platform 上に移行する計画を立てています。

UNICEL Technologies (http://www.UNICELtech.com) について
UNICEL は、ワイヤレス モバイル ソリューションを企業に提供しているインドのリーディング カンパニーです。UNICEL は、顧客企業に革新的なカスタマイズ ソリューションを提供っするためのモバイル テレフォニー プラットフォームを使用しています。 UNICEL は、EMS (Enterprise Messaging Solutions) のリーダーであり、最先端の技術をワイヤレス テレコムの業界に提供しています。UNICEL の強みの一つに、SS7 に基づく UNICEL 独自のインフラの上にワイヤレス モバイル ソリューションを実装することで、この分野において処理性能と信頼性において他の追随を許さない点が挙げられます。

Fiorano Software, Inc. について
Fiorano Software の革新的なピア・ツー・ピア データフローに基づくプラットフォームは、アプリケーションや複雑なシステム テクノロジーを企業のナーバス (神経) システムへと統合します。Fiorano のプラットフォームは アプリケーション間のメッセージ交換の処理速度を高め、システムの可用性を改善し、ビジネス プロセスの効率化をもたらします。ビジュアルなコンポジション機能を有した Fiorano プラットフォームは、ビジネス モデルと実装環境との間のギャップを埋め、"ビジネス モデルをそのまま稼動させる" プラットフォームとなっています。

ABN AMRO、ボーイング、ブリティッシュ テレコム、Capgemin テレコム、CME グループ (Chicago Mercantile Exchange Group)、マッケンソン、NASA、POSCO、シュルンベルジェ、ロッキード マーチン、合衆国沿岸警備隊、ボーダフォンなどの世界的なリーダ企業で Fiorano Software の技術が採用されており、企業のバックボーン システムとして稼動しております。

お問い合わせ先 :
フィオラノ ソフトウェア 株式会社 (銀座オフィス)
青島 茂
Tel. (03)-6228-4162
info_jp@fiorano.com