2007年 5月 2日 ロスガトス、カリフォルニア
インテグレーション ミドルウェアのリーディング企業である Fiorano Software, Inc. (米国:カリフォルニア、CEO: Atul Saini) は、カリフォルニア州のトゥーレア郡 (Tulare County) が Fiorano SOA プラットフォームを採用したことを発表しました。同郡役所は、司法処理に関わる機関 (裁判所、地方検事局、保護観察局、公選弁護人オフィス、保安官オフィスなど) の様々なアプリケーションを Fiorano SOA で統合し、各機関の間の情報交換をリアルタイム化しました。
トゥーレア郡の CTO を務める Eric Prosser 氏は、今回のインテグレーションについて次のように述べています。
『 39万 7千人の住民は、これまで以上に素早い対応を郡の司法機関に期待できます。郡の司法機関が使用している情報処理システムの効率を改善することが、最も緊急性の高い課題でした。司法機関はそれぞれ異なるシステムを稼動させており、この異機種環境での情報交換をストリームライン化することの検討を、2006年の初頭に開始しました。
最も難しい問題は、裁判所命令、捜査資料、弁護人の資料、裁判スケジュール、家出人捜索資料などの情報を司法機関のシステム間でデータ交換できるよう、それぞれの機関で稼動しているシステムを統合することでした。今までは、このようなデータの交換はマニュアルで、すなわち人的な作業によって行っていたのです。ますます厳しくなる財政状況では、人手による方法は人件費が大きく嵩みますし、また、年々取り扱う情報量も増加してきているのです。』
Eric Prosser 氏はさらに、Fiorano SOA を選択した理由について次のように述べています。
『情報交換プロセスのストリームライン化は必須の課題でしたので、数多くの製品の技術評価テストを実施し、その実現性を探りました。Fiorano SOA を選択したのは、その使い易さ、設計ツールの優秀性、製品価格、実装コストの面で最も優れていたからです。Fiorano SOA は標準規格に準拠し、既存システムをそのまま再利用することが可能なプラとフォームです。Fiorano SOA を採用したことで、SOA のための強固な基盤を手に入れることができたのです。』
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Fiorano Software の CEO である Atul Saini は、次のように述べています。
『他の多くの行政機関が SOA について検討を重ねているが一歩を踏み出せない状況でいますが、トゥーレア郡はビッグバン的な SOA の構築に捉われず、ESB (エンタープライズ サービス バス) 技術の採用に踏み切り、司法機関の業務処理の効率化に利用しています。小さく始めて、インクリメンタルに提供を広げていくという方法は、全体的な SOA 実現への近道です。
Fiorano SOA が政府機関や地方行政機関に適しているのには、2つの重要な理由があります。1番目の理由は、Fiorao SOA の基盤である ESB が、分散環境に対応したアーキテクチャを採用しており、各機関に分散している既存アプリケーションを統合するためのスケーラビリティや拡張性に優れている点が挙げられます。2番目に、ビジネス プロセスのオーケストレーション機能が非常に柔軟で、その構築や変更にプログラミング作業をほとんど必要としない点が挙げられます。このため、IT エンジニアをもたない機関でも統合作業や運用が行え、大幅な IT コストの削減も期待できます。Fiorano のプリビルト コンポーネントを用いることで、各機関の有しているアプリケーションを作り変える膨大な費用をかけることなく、新たな行政プロセスに移行させることが可能です。』
トゥーレア郡について
397,000 の人口をゆうするカリフォルニア州 トゥーレア郡 (http://www.co.tulare.ca.us/) は、米国第 2 位の農産物生産高を誇っています。地理的にロサンセルスとサンフランシスコの中間に位置しています。同郡の司法省には、高等裁判所、地方検事局、保護観察局、公選弁護人オフィス、保安官オフィスなどの機関が含まれています。
Fiorano Software について
Fiorano Software (www.fiorano.jp) は、カリフォルニア州ロスガトスに本社を置く、インテグレーション ミドルウェアのリーディング企業です。Fiorano Software のソリューションは、インターオペラべりティ、パフォーマンス、スケーラビリティ、ROI などの面で新たなパラダイムをもたらしています。ボーイング、ブリティッシュ テレコム、NASA、シュルンベルジェ、Federal Reserve Bank of New York、FedEx、ロッキード マーチン、マッケンソンなどの世界的なリーダ企業で Fiorano Software の技術が採用されており、企業のバックボーン システムとして稼動しております。
お問い合わせ先 :
Fiorano Software 日本オフィス
青島 茂
Tel. (03)-5464-8743
info_jp@fiorano.com
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