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Fiorano ESB が従来の非効率な予約システムを刷新 -- Fiorano (フィオラノ)

Fiorano ESB™ がノルウェー クルーズ ライン (Norwegian Cruise Line®) で採用され、
従来の非効率な予約システムを刷新しました


旅行代理店との旧来の接続をビジネス インテグレーション ソフトウェアで置き換え
プログラム開発や保守に要していた時間を大幅に低減し、数十万ドルのコスト削減を実現

2005年 11月 21日 ロスガトス、カリフォルニア

インテグレーション ミドルウェアのリーディング企業である Fiorano Software は、NCL Corporation (以下 NCL) が OTA に準拠した予約インタフェースを開発したことを、本日発表しました。

保有する船の美しい船体とは異なり、ノルウェー クルーズ ライン (Norwegian Cruise Line) の親会社である NCL 社の社内では多くの問題を抱えていました。乗客のクレームは多く、クルーズの種類は増え、小さな新しい船を注文してはいましたが、フラグシップは 50 年も前に建造されたものです。

NCL が採った方法は、保有する船を最新のものに変更することだけではありませんでした。NCL の CIO である Kevin Quinlivan 氏をリーダーに、会社の IT 基盤を刷新することでコストの低減とサービスの改善を図れる方法を模索したのです。多くの課題を解決してきた中で、最も最近に解決した課題は、予約システムのインタフェースを標準規格に基づくものに変更したことです。これによって、旅行代理店などの取引先とのインテグレーションがシンプルになり、コストを低く抑えたインテグレーションが実現されました。

Quinlivan 氏は、『旅行業界では伝統的に業務処理の自動化に無頓着できました。ある一つの予約システムに接続するためには、数ヶ月の開発期間と数十万ドルの費用がかかってしまうのが普通でした。さらに、予約システム毎に、あるいはプロジェクト毎にその方法は異なり、全てのものに共通なインタフェースなどはありませんでした。』と、述べています。

旅行業界がこのインターオペラビリティの問題を理解したのは最近のことです。それは、オープン トラベル アライアンス (OTA: Open Travel™ Alliance) に代表される旅行業界のビジネスやテクノロジの課題を扱っている業界団体を通じて理解が浸透していったのです。OTA は、XML などのインターネットに関する最新技術を活用し、旅行業者間のデータ交換をサポートする標準規格に基づいたメッセージング プラットフォームを構築することを主目的としている団体です。

NCL は、OTA 準拠の接続メソッドを開発することを目標に、標準規格に基づいたインタフェースを可能とするビジネス インテグレーションのソフトウェア製品を検証することから始めました。数社の製品を検証した後、NCL は Fiorano ESB を NCL の中心的な技術とすることを決定しました。

NCL のシステム開発部長でありチーフ アーキテクトである Joe Navarr 氏は、『Fiorano ESB には、多くの納得できる点がありました。製品に付随しているツール群から技術的にしっかりした製品であるという感触を得ました。また、Java と XML を両方ともサポートしていることから、弊社で使用している多くのアプリケーションや OS と問題なく接続できるという確信もありました。』と、語っています。

Fiorano ESB は、通信やデータ変換からポータビリティやセキュリティにいたるまでデータ処理に関するすべての標準インタフェースをサポートする最初の ESB プラットフォームです。その標準規格に準拠した SOA は、既存のビジネス ロジックをどこからでも再利用可能とし、ビジネス上の課題を解決するための効果的なソリューションを迅速に構築することを可能としてくれます。

NCL は、2004 年の中ごろに Fiorano ESB の採用を決定し、その数ヵ月後に開発を開始しました。NCL は最初の接続先として、旅行業界で最も大規模な Amadeus System を選びました。Amadeus には、世界中の旅行業者が参加しており、その数は 67,000 社にもおよびます。NCL は、自社の予約システムのコンピュータをこの Amadeus に接続し、世界中の旅行代理店からの予約を受けています。

Navarro 氏は、『弊社は、予約システムのプラットフォームとして、IBM RISC 6000 (AIX) を使用しております。Fiorano ESB は、このマシン上の予約システム (Freestyle Connect) や Oracle DB と直接接続することができました。Fiorano 社のテクニカル サポート チームが助けてくれたため、ほんとうに小さな開発チームで最初のメッセージ セットを作成することができました。その後、必要に応じてエンジニアの数は増えていきましたが。』と、コメントしていただきました。

 

2004年 12月、開発を開始してからほんの 1ヶ月半で、NCL - Amadeus のパイロット システムの旅行代理店によるテストが実施できるようになりました。Amdeus はヨーロッパで多く普及しているため、本番稼動後はヨーロッパからの予約が短期間の間に顕著に増えてきています。なお、すべての機能の本番移行は、2005 年の 3 月でした。

Navarro 氏は、『NCL は、Fiorano のパフォーマンスにたいへん満足しております。弊社ではさらに他の 3 つの予約システムとのインテグレーション プロジェクトを予定しております。我々は既に新しい標準化された API を有することができていますので、アドホックなポイント ツー ポイントの統合方法は捨て去りました。従来のプロジェクトでは開発期間が 6ヶ月もかかりましたが、新しい API に基づくものでは大幅に期間を短縮できます。開発期間だけでなくコストにつきましても、旧予約システムでは 1つの予約に $40 を要していたものが、新システムでは $13 に削減することができました。』と、賞賛を寄せてくれています。

Fiorano Sofyware の CEO 兼 CTO である Atul Saini は、『NCL の予約システム委員会は、Fiorano ESB を企業システムのアーキテクチャに大きなインパクトを与える製品であると評価してくださいました。先進的なミドルウェア ソリューションとして Fiorano ESB は、様々なビジネスに幅広く対応し、またどのようなデプロイメント環境にも対応できることを確かなものとする製品です。』と、述べています。

NCL では、業務上最もクリティカルなアプリケーションの一つである予約システムで Fiorano ESB が成功を収めたことから、他の主要なパッケージ ソフトウェア、例えば PeopleSoft の財務管理システムや Fidelio の船舶管理システムとの相互接続を次期計画としてその検討を開始しました。この計画には、船室利用料金の請求業務から食材や物品の供給業者とのサプライ チェインまでをその視野にいれています。

『このように弊社のクリティカルな業務に Fiorano ESB を使用できることは、たいへんありがたいことです。この製品は、我々が想定していたパフォーマンスを不足なく実現してくれました。かねてから望んでいた効率性の達成と運用コストの削減が実現されていくのを、目の当たりにできたのです。』と、最後に Navarro 氏は付け加えてくれました。

NCL 社について
NCL 社は、フロリダ州マイアミに本社を置くクルーズ会社で、16隻の船を有しています。NCL は現在、ノルウェー クルーズ ライン、NCL アメリカ、オリエント ラインを運営しています。2004年 7月 4日、NCL は米国の海運史上に新たな 1ページを加えました。米国では 50 年ぶりの新船となる 2,002 人乗りの Pride of Aloha 号を進水させたのです。Pride of Aloha 号は、NCL ブランドの元、ハワイで就航しています。また、姉妹船である Norwegian Wind 号は、ノルウェー クルーズに就いています。NCL の詳細は、www.ncl.com をご参照ください。

Fiorano Software について
Fiorano Software (www.fiorano.jp) は、カリフォルニア州ロスガトスに本社を置く、インテグレーション ミドルウェアのリーディング企業です。Fiorano Software のソリューションは、インターオペラべりティ、パフォーマンス、スケーラビリティ、ROI などの面で新たなパラダイムをもたらしています。ボーイング、ブリティッシュ テレコム、NASA、シュルンベルジェ、Federal Reserve Bank of New York、FedEx、ロッキード マーチン、マッケンソンなどの世界的なリーダ企業で Fiorano Software の技術が採用されており、企業のバックボーン システムとして稼動しております。

お問い合わせ先 :
Fiorano Software 日本オフィス
青島 茂
Tel. (03)-5464-8743
info_jp@fiorano.com



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